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遺言通り母の憧れていた宮古島の海に・・・


【 北緯24度47分東経125度09分 】

海洋葬 という 新しい葬儀のかたち

遺言通り 母の憧れていた宮古島の海に・・・

私の実家では お墓をこれから 新しく考える 初代になる父の代

私たち家族にふさわしい お墓を所有する、しない 納骨、散骨 これからの供養のこと

家族みんなで いろいろ考えて 生前 母とも話した結果

不思議なくらいに ご縁の深い宮古島で 海洋葬ができると知り 宮古の海に散骨することに決めたのです

それは 母の希望でもあり 私の叶えてあげたい母の望みでもありました。

ALS 筋萎縮性側索硬化症

身体中の筋肉という筋肉が 、 瞼までも自由に動かすことができなくなる 難病で去年12月に永眠した母

私たちに 今を生きられる素晴らしさと 当たり前に生きられることは それだけで自由で 何よりも奇跡なんだと 教えてくれた 母

母の生き方と逝き方は 私のあたりまえを 根底から変える体験でもあり あまりに強烈すぎるメッセージでした

全ての身体の自由を失っていった母に これからは のびのび ひたすら自由に どこまでも軽やかに飛び回らせてあげたかった

海洋葬というかたちをとることで 世界中の海に繋がっていられたら 旅先でも どこでも繋がっていられるようで 私もなんだか とても嬉しい

珊瑚で作られた墓標は そのなかに 粉にした母のお骨を閉じ込め これから半年かけて完全に溶けて また海に還ってゆくそう

【 北緯24度47分東経125度0 9分 】

この場所に いっぱいのお花とお塩と御神酒 それと 神の住む島・宮古島の 七つの龍宮の神様によろしくお願いしますという意味の 7本の特別な御線香を捧げて 母の墓標を鎮めました

海にゆっくり沈んでいき この海から 自由に世界中に旅していく母

それとともに私も もっと自分の枠を超えて 恐れを超えてトライしながら自分らしく生きていこうと 誓った日でもありました。

今回の海洋葬では おくりびととして 家族のように心を寄せて 一緒に母を見送り 大切なセレモニーを執り行ってくださった じんさん (陣内義浩さん)には家族一同 心より感謝しています

本当に家族にとって忘れられない時間をありがとうございました

また お墓のこと 葬儀のことなど どう人生の最後を迎えたいのか 自分の希望、家族の希望をしっかり いつかでは なくて “今” 話し合うことの大切さをお伝えしたく

また 海洋葬という新しい形があるということも 何かのキッカケになればと シェアさせていただきました

いろんな考え方があっていいと思うし いろんな生き方があっていい

自分らしく生きる

自分は これから どう生きたい?

母との数えきれない思い出とたくさんの愛に包まれ そんなことを あらためて思う愛おしい時間でした

やすらかに・・・ どこまでも自由でね・・・

ありがとう おかあさん ♡



 

旅するフォトセラピスト 鈴木薫さん

難病を患っていたお母様の最期を大海原へ送葬致しました。


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